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自信がない子の気持ち

今回、長いです。

このコラムを読んで欲しい方は、

うちの子、ちょっと自信がなさそうにしているな・・・。

とか、

どうも、色々はっきりと言わないなあ、

学校で質問できてなさそうだなあ、大丈夫かなあ。

というお子様の保護者様です。

そんな保護者様に読んでいただければと思います。

それ以外の方にとっては、

ちょっと長いので・・・読まなくてもよいかもしれません。

以前、『分からないことが分からない子供の気持ち』

というコラムを書きました。

簡単に言うと、

私が病院に行って、自分の症状をうまく説明できたためしがない!ということから、

分からないことをうまく言えない子供の気持ちは本当にわかるなあ、

という話です。

(興味がございましたらそちらもお読みください。)

今回も、

こんな子の気持ちわかるなあ、

というシリーズで

今日は、『自信がない子の気持ち』について書きます。

自信がなくて、ちょっと損をしてしまっている子。

よく見かけます。

本当は出来るのだけど、

ちょっと自分に自信がないために、

間違えるのが怖くて、点数に結び付かなかったり。

あるいは、自分のしている勉強が正しいのかな?

とか考える時間が長かったり。

自分の答えに何となく自信が持てなくて、自分からは発表できなかったり。

あるいは、質問が出来なかったり。

このように、様々な自信がないことに関しての

学習での損が実はたくさん生まれます。

そして、自信がない、という子に共通することとして、

「これをしたら、こう思われるのかな・・・、と考えてしまう」

ということがあります。

簡単に言えば、不安、なのです。

例えば、質問をするときも、

こんな質問をしたら、変に思われるかもしれない。

とか、

こんなタイミングで質問なんていていいんだろうか?

いま質問したらいけないのかもしれない。

とか、頭でぐるぐる考えて、結局、質問したいけど、そのままにしていたりします。

少し自信がない答えを書くときも。

誰かに間違っていることを指摘される、

とか

こんなのもできない、とか思われたらどうしよう・・・

とか考えて、

結局書かないということもあります。

そんなに自信はないけど、

あまり考えずに、

とりあえず、どかーんとぶつかっていって、

あ、間違えたー、と開き直って、

で、次に修正をする、という子の方が、

よっぽど、総合的に見て得をしていたりします。

でも、自信がない子に関しては、やっぱりあれこれと考えてしまうのです。

しかし、そのあれこと考えてしまうこと自体

『悪いこと』ではありません。

あれこれ考えてしまう子は、

ちゃんと本当に色々周りのことを考えていて、

その考えを聞くと

なるほどよく考えていていい子だな、

と思ったりすることが多いです。

でも、実際、それで自信がなくなって

損をするのは、もったいない、ということも多いです。

そして、私は、この自信のない子ほど、伸ばしてあげたい!と思います。

 というのも、

 実は自分もそうだからです。

 もちろん、私は塾の仕事が長いですし、

 進路に関することや勉強に関すること、

 それを生徒に教えていくことに関しては自信があります。

 でも、根本は、自分自身のことについては、あまり自信がありません。

 実際、その考えすぎによる自信のなさが出てしまう場面があります。

 例えば、外部生が試験対策などに参加してくれます。

 そして、その後

 その子の良いところ、どう成長したか、

 というところを保護者様に伝えたい。

 そのために電話をしよう!

 と思います。

 ・・・と、思うのですが、

 実は電話の前で一旦私は止まってしまいます。

 それがうまく伝わるかどうか、すごく悩むんですね。

 相手の方は、まだ入会していない外部の方ですから

 一番考えるのが、

 「どうせ塾の営業でしょ・・・」

 と思われないかどうか。

 これ、一番考えます。

 はっきりと言って、私は塾の営業トークが嫌いです。

 塾をやっていてこんなことを言うのは

 おかしいかもしれませんが、

 「入会してもらうため」とか

 そういうことが結構嫌いです。

 もちろん、ここに一度でも顔を出してくれた子は

 その様子をしっかりと見させてもらっているので、

 正式にしっかりとお預かりさせてもらいたい気持ちはあります。

 でも、それが「入会してもらうため」

 というように、『営業っぽくなる』のが嫌いです。

 そして、電話をして、営業っぽいって思われたらどうしよう・・・

 など考えてしまって一旦躊躇するんです。

 話は飛んでしまいましたが、

 こんな風に私もいらぬことを考えて、不安に思います。

 私はだいぶ大人になったので、

 減りましたが、

 長く続けていることに関してすら

 私はあれこれ考えてしまうので、

 自信のない子供についてはなおさらだと思います。

 だから私は

 あれこれ考えて自信のない子については、

 ここで自信を持つ姿に変わって欲しいのです。

 実際、私がそうなので、そういう方が結構来てくれ、

 そして、幸い、そういう子の成長を見てきました。

 そういう子に

 どういう風に接しているか。

 少しだけ書きます。

 一つは、

 正しいことに対して

『あなたのやっていることが正しい!』

 と100%の後押しをしてあげることです。

 自信のない子は、正しい、正しくない、ではなく、

 不安が先に出てきます。

 たとえ正しいことでも、不安なんです。

 そこに後押しをしてあげます。

 「そのやり方は間違っていない。」

 「その行動は正しい。」

 「そのやり方で失敗しても、やり方は正しいから続けよう!」

 明確に、言葉で伝えます。

 実はこの一つのことで、だいぶ変わります。

 そしてもう1つ重要なのが、

 これを『継続して』行ってあげることです。

 自信のない子は、

 どうしてもすぐに不安になります。

 そこで、継続的な声掛けをすることで、

 徐々に自分のしていることに自信が持てるようになります。

 そしてさらに重要なことは

 案外ほめるだけでもない、ということ。

 ここがポイントです。

 『違うこと』は『違う』とはっきりと指摘します。

 そんなに厳しい指摘をするわけではありませんが、

 違う、ということははっきりと言います。

 というのも、

 「違う」ということがあって初めて

 「正しい」ということが、本当にこれでいいんだ、

 という確信になるんですね。

 これが、私が、こういう自分と似たタイプの

 生徒に対応する時の一例です。

 まだまだ話したいのですが、

 だんだんごちゃごちゃしてしまったので

 ここでまとめますと・・・

 つまり、

 自信がなくて損している人、

 そんな子に、

 是非、ここで自信につながる変化をしてほしい!

 ってことです。

 自信のなさそうにしている子、

 そうしたお子様を持つ保護者様。

 また、保護者様自身がご不安を抱えている方。

 是非来てみてください。

 自信につながる変化を

 ここでさせていきます

 本当に長くなりました。

 全部読んでいただいた方。

 ありがとうございます。


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