一番読まれている記事について/井田個別のコラム
2020/2月加筆部分あり
私はこのコラムを思いついた時に気ままに書いているわけですが、
このコラムの中で一番読まれているのが
『退塾規則にみる塾の本質』という記事です。
そして、ごくまれにこの記事を読んだという方から連絡が入ります。
先日も一件、このコラムを見たという方(他の地域の方)から
『退塾の際にこんなことがありました』
とご相談のような電話をいただいたのです。
まず、そもそもその記事は1年半前に書いたものだし
どうして他の地域からこの小さな塾に連絡がわざわざ入るのだろう?
と思っていたら、
Yahooなど検索サイトで『退塾トラブル』と検索すると、
検索結果の2番目に、
私の書いたコラムが出てくるんです。
これは驚きました。
『退塾トラブル』で
これまで検索上位にかかるとは・・・
それはかなり読まれるわけですよね。
あ、ちなみにうちの塾が退塾トラブルを起こしているわけではないですよ。
そういう訳で検索の上位に入っているわけではないので
その点ご承知ください。
さて、
この記事が読まれていることもそうですし、
連絡も入るくらいなので、
やはり私が書いているような退塾トラブルが
実際かなり多くあるのだなということが分かります。
先日ご連絡いただいた方の話に戻しますが、
この方の場合も
明らかに塾に否がある状態で退塾を決断したようですが、
それでも、規定通りに月末までいなければならない、
などということを言われたそうです。
しかも、授業料の返金について
「授業料は家賃みたいなもんなんで(返金は出来ない)」
なんて言われたそうです。
言いぐさもすごいですが、
はて、そもそも授業料って家賃みたいなものかな??
・・・と思いました。
井田個別も授業料は前払い制で、
例えば12月分は11月末までにいただくという形です。
そういう意味で、家賃と性質は似ているものかもしれません。
しかし、実際、家賃と明らかに違うことは
授業料については、
ちゃんと授業をやって初めてその責任を果たした
と思っています。
保護者様だって大切な授業料を、
その塾にただ席をとっておくためだけ
に払っているわけではないはずです。
だいたい退塾などの場合で、
今後の授業を受けようと思えない、
それだけ満足度が低い時点で、
それ以降の授業料をもらう資格などないのでは?
と私は思います。
規定だから退塾しても月末までの授業料は返せません。
などという塾はそもそも何かはき違えているのです。
まずは満足する授業が出来なかった自分自身を責めるべきです。
でもいるんですよね、実際そうした塾が。
そういうのは、
この退塾時の対応一つで分かるのですが、
これが塾の本質ってことです。
私自身、相談を受けたからと言ってすぐにその方の何かを解決できるわけでもなく
特に遠方の方であれば、お話を聞かせていただいて共感するくらいしかできないのですが、
その方も多少はすっきりされたようでした。
(ただの自分の感覚ですみません)
私自身、他塾のことをあれこれと書くのは良くないから
そういうのはやめようと思っていたのですが、
(とは言いながら結構熱くなると書いてしまうんですが・・・)
少しでも共感してすっきりしてくれる方がこのようにいるのなら、
そして嫌な退塾をしてやりきれない思いをしている方が読んでくれるのならば
それは良いことなのかな、
とも思いました。
ご連絡をいただいた方は
お金についての悔しい思いがあるものの
さらに生徒の貴重な時間まで無駄にしたくないと
すぐに良心的な他塾にうつられたそうです。
正しい選択です。
一番大切なのは生徒の時間です。
この点は、私も本当に気を引き締めなければなりません。
生徒の大切な時間を預かっていることは
私にとって大切にしなければならない感覚です。
ちなみに、井田個別では退塾の際は
その後の授業料でいただいているものがあれば返金します。
(ただ、そもそも退塾がほとんどおきません。ありがたいです。自慢です)
もちろんうちにもちゃんと規則はあって、
ただの休み=返金とまでは出来ないんですが、
例えば基本的に休みは振替授業が出来る。
当日欠席の場合もちゃんと保護者様から連絡があれば振替授業が可能にする。
としており、大原則として、料金的に誠実にと言うことをやっているわけです。
ここも今後もしっかりとしたいなと思います。
加えて、
先日のご連絡で新たに感じたこと、
悩んでいる保護者様にもう一つ伝えなければならないな、
と思ったことがあります。
それは
「塾を選んだお母さまは何も悪くないのです」
ということです。
こういう話をされる時に
声のトーンをかなり落とされて話す方、
相当にやり切れない思いをお持ちの保護者様がいます。
そういう塾だったということを見抜けなかったことを後悔する保護者様もいます。
でも、
「塾を選んだお母さまは何も悪くないのです」
そういう塾は本当に入塾の際の営業トークを熱心にやります。
その熱心さ=塾の良さ、と思って安心して入塾される方も多いのです。
その熱心さに、
きっと、ここなら大丈夫と預けたはずです。
そして残念ながら
その塾の本質が本当にわかるのは、
退塾を申し出た時です。
入塾時に保護者様が気付きようがない部分なのです。
しかし一つ言えることは
(営業熱心な塾さんを全て疑うのもいけないのですが、)
世の中のことは総じて
「本当に悪い人間は、とっても良いことを言って近づいてくる」
と言えるのかもしれませんね。
最後に嫌な思いをしないためにも、
入塾時にはしっかりと退塾規定は確認し、
例えば、
「塾に満足が出来なくて辞める場合にも
退塾規定は守らなければなりませんか?」
などと質問を投げかけるとよいと思います。
井田個別でその質問を答えるとするならば、
満足できなくて辞める場合は、
それ以後の授業料についてはもちろんいただきません。
感覚的にいただけません。
そしてそうならないような授業を
しっかりと提供し続けるようにしていきたい、
ということです。
最後に、
私自身しつこい勧誘は嫌いですが、
こういう話があるとやっぱり
自分の塾に生徒を集めるということにも
もっと力を入れないといけないかな
と思います。
熱心な営業トークのみが得意な塾に
負けるわけにはいきませんから。
しかし・・・、
私は本当に熱心な入塾営業トークは出来ない。
そして初対面の人に弱い(致命的・・・)
など色々弱点を持っていますので、
さあどうしたものか。
でも、入っていただければ
この塾の良さは分かってもらえると思います!
(退塾自体がほとんど出ない塾です!)
ちなみに来年度より、
私の営業下手をカバーすべく、
少し広告宣伝には力を入れて
(とはいえ予算に限りがあるのですが)
井田個別をもっと知ってもらうようにしようと思っています。
例えば、
地域の方にもっと知ってもらうように
バスのアナウンスで宣伝をいれます。
市バスに乗る方、ぜひ聞いてください!
また、塾に親しみを持ってもらいやすいように、
塾紹介の漫画を用意します。
これは、私が大好きな育児ブログを書いている方に
お願いしているところです。
ちなみに私も1歳児の父です
来年度はそういうことを
積極的にしていこうかなと思います。
そのお話はまた別の機会に。
話は長くなり、
また飛んでしまいましたが、
今後、
学年替わりで塾を再検討され退塾する際にもめるケース
冬期講習の莫大な数のコマ数(明らかに必要数以上のコマ数)提案をされるケース
受験生の受験終了後に、規定だからと退塾をさせないというケース
などなど、色々ある時期になります。
こういう件で、
とてもへこんだ思いをしてしまった場合、
解決にならないかもしれませんが、
モヤモヤするようでしたら井田個別指導塾宛てにメールをください。
聞いて共感することくらいは出来ます。
ただ、コラムでその塾名をさらす、とか
そういう復讐めいたことは一切出来ませんので、
ご了承くださいね。
少なくとも、そういう塾さんの中においても
頑張っている生徒さんがいます。
頑張っている講師さんもいます。
そういう頑張りを否定するようなことは
一切私はいたしません。
でも、ちゃんと
一緒に『〇〇塾のばかやろー』と叫ぶ
くらいの気持ちをもって
共感させていただきますので、
もやもや晴らしにどうぞご利用ください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
加筆
このことは、ちゃんと退塾を申し出た場合に限ります。
退塾の申し出に対し迅速に対応して、
その後受けない授業料を返金する、
ということを井田個別では
しっかりと誠実にやっています。
ただし、例えば、
申し込みをして沢山の予定を確保して、
無断で休み、それで後日返金を要求
というのは井田個別でも出来ません。
そんなことを許せば塾がつぶれてしまいます。
本文中の「休み=返金」でない、とはこういうことです。