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生徒募集のお話 私が大嫌いだった仕事(改編版)

ビッグモーターの件で、

ちょうど塾の本質についてお話をしたこともあり、

選ぶべき塾、そうでない塾

という話題の過去の記事を少し改編して

挙げていきたいと思います。


ビッグモーターと同じ経営計画書を使っている塾が元住吉にもある!!

というのも驚きですが(前の記事を参照)

他にも本当に驚くべきことをしているところがあります。


同じ記事(一部今年版に替えて変えてあります)

ですが、興味のある方は読んでいただければと思います。


さて、井田個別は、

現在生徒募集は停止中です。


広告活動についても

この1年半、チラシを一切作成していないなど、

積極的な新規募集活動は全くしておりません。


これは本当に地域の皆様のおかげで

生徒集めの部分に力を入れなくても

塾運営が円滑に出来ている証拠です。

ありがとうございます。


さて、今日はこの『生徒募集』の話を少し長々とさせていただきます。


この地域にはたくさんの塾があり、

どの塾も生徒募集に躍起になっています。


特に「個別指導」というのは、

基本的にどこも『売り上げ重視』ですから、

年がら年中募集をしている傾向にあります。


井田個別みたいに、

堂々と、

『今は新規営業活動に力をいれていません!』

なんて言い切っているのは、

ほんの一握りの異端なのです。


ただ、私もこの塾を始める前は、

新規問い合わせを取り込むことのみに力を入れていた塾に勤めていました。


そこで、私が一番いやだった仕事があります。


それは訪問による生徒の勧誘です。


塾の訪問営業って、来たことありませんか?

玄関口にピンポーンときて

新しい塾が出来ましたのでご案内です。

ていうあれです。


こうした訪問営業ってもうこの時代では珍しいのですが、

元住吉にも訪問営業をする塾があるので、

恐らく最近その経験をされた方は多いかと思います。


さらりと断れる方であればよいですが、

そうでない場合、どうしても時間がとられてしまいますよね。


必要のないものに時間を取られるのって本当に苦痛です。

ましてや、相手のペースになり、

感覚が狂ってしまい、

本来は不必要かもしれないところ

今すぐ必要なのではないかと思い

流れのままに入塾、

なんてこともあると思います。


実は・・・

私も、この訪問営業をやったことがあるのです。

私にとっては苦痛でしかなかったですが・・・。

(そのため、井田個別ではそういう訪問営業はしません。

そもそもそれ以外の営業も力を入れていませんが・・・)


訪問営業ですが、どんな方法でやるかというと。

まずは、住所録を元に、地図上の子供のいる家を蛍光ペンでチェックする。


ここでさっそく

『ん?住所録?』

って思った人。


よい引っ掛かりですね。

そう、つまりね、そういうことです。

だってよく考えてください。

本当にランダムに訪問をしているとしたら、

これ、どれだけ効率悪いことか。


彼らはどこで仕入れたのやら・・・

子供のいる家を把握しているのです。


この時点で勘の良い方は、

『こうした塾は絶対に絶対に入らない方がよい塾』

ということに気づくはずです。


ですが、そんなことは、なかなかわからない人も多いですよね・・・。


幸い、この訪問営業を実施している塾は、

この地域では、ものすごく低い評価を受けています。

それはこの地域が、ちゃんとした目を持つ地域であると言えます。

本当によいことです。


少し訪問営業の詳細について続きますが、


時間は18:00~21:00頃。

夕飯時またはその近く。

子供のいるご家庭に蛍光ペンが塗られた地図を元に

一軒また一軒と訪問をする。

なるべく子供を玄関口に出してもらう。

不安を一つ聞き出す。

その不安な部分をつぶし、塾に足を運んでもらう。

少しでも話を聞いてもらえそうなご家庭は必ず体験日を設定まで粘る。

子供がどうあれ、マニュアルに従って、進めていけば

それで「引っかかる」ご家庭は必ず出てくる。


ああ、今思い出すだけでも、

全く自分のしたい仕事とは全く異なり

苦痛でした・・・。


もちろん時間をとっていただいた方には

精いっぱい対応しましたが、

それでも、

仕事時間のほとんどが生徒集めにそそがれているので

モヤモヤはずっと残ります。


私は子供を成長させることは好きなのですが、

生徒を集めるということに時間を使うのはどうも性に合いません


もちろん、ある程度の子供に集まっていなければ

塾としては成り立ちませんが、

だからと言って

名簿を元に突然訪問し、『感覚を狂わせて』まで

自分の塾に来てほしいとは思わないのです。


井田個別では、地域へのポスティングが主な周知活動

そこで、興味を持ってくれた人や

紹介で来てくれる人が通ってくれればよいわけです。


こんな感じで、

訪問営業をやっている塾と私の井田個別では

やはり考え方が大きく異なります。


今は、

生徒を無理やり勧誘するようなことをせず、

塾を安定運営できているわけですから、

塾としてはあるべき姿になっていると思いますし、

負けず嫌いで頑固者の私としてはとっても気持ちがいいわけです。


そういう訳で、

自分にとっても、

とても精神衛生上いい仕事になっているわけです。


さて、では、どんな塾が優れているかという話もします。


すぐ引き合いに出しますが、

ブレーメン通りの鈴木水産さんの上にある

STEPさんを見てください。


まず看板に書いてある受付時間

何時までだと思います?

18:00までです。


ん?塾って夜やっているものじゃないの?


もちろん、塾は夜営業しています。

しかし、それは生徒を指導する時間です。


つまり、STEPさんのこの時間設定は

生徒の授業をしている時間帯は

一切対応いたしません。

という現れそのものなのではないかなと思います。


そしてさらには冬期講習からの中3は基本的に受け付けない。

これはうちも同じで、

今いる受験生をいかに大事にしているかが分かります。


けっしてSTEPさんからお金をもらっているわけではないですよ。

むしろ、同じ塾ですから生徒の獲得という面では

ライバル関係にあります。


でも、この1年で2度の紹介だから、

もうお金をもらってもいいのかもしれない。

(勝手に紹介して、お金をもらおうとするなんて、

 新手の詐欺ですね・・・)


ただ、いいものは良いと言いたい。

逆に変な塾は地域にはびこって欲しくない。


そんなわけで私は本当にこのSTEPの受付時間については感動すらしたんです。


最近では新城のOKUNO塾さんという塾さんも気になりますね。

あ、いいか悪いかはっきりと言わないと紛らわしいですが、

良い塾としてです。


(このコラムで名前を挙げるとしたら良い塾としての紹介。

 悪い塾に関しては塾名はあげません。)


まあ、全体的に、良くも悪くも私の感覚での話にもなりますが・・・。


でも、塾20年以上の感覚ってバカに出来ませんよ。


訪問営業も、経営計画書も、自分自身で経験していることでもあるので、

なおさら真実味は高いです。


しかも、今、井田個別は現在満席。


これつまり、どういうことかというと

自塾の生徒を増やすために

他の塾の悪いところを言って蹴落とそう・・・

などという考えは全くないのです。


何の損得勘定なく、

経験をもとに

さらには地元の人間として

良いと感じたものを良いと言い

悪いものを悪いという。


そんな状態ですので、

全体として

信頼していただけるに値する

情報だと思います。


話を戻しますが、

新規営業に力を入れているのか、

それとも内部生の指導に力を入れているのか。

これは塾の大きな本質の違いです。


教室長が募集に躍起になっている塾。

確かに生徒は集まるのかもしれませんが

その力の入れどころって、

塾として果たして・・・・。


そういう訳で今日のコラムはおしまいです。

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