top of page

塾選びの際の魔法の質問

 2か月以上も更新していなかったので、

 ここに来て立て続けに更新してます。

 さて、このコラムの中で

 現在までに一番読まれている記事が

 『退会規則に見る塾の本質』

 という記事です。

 やはり、塾の本質という部分、

 塾選びの際にどういう所を見たらよいのか、

 というのは気になる題材のようです。

 今回も、その塾の本質、

 塾選びに関わる部分を話していきたいと思います。

 塾選びをする際、

 何を聞いたらいいのか?

 と迷うことがあると思います。

 もちろん料金、どんなシステムかということもそうかもしれません。

 生徒の塾との相性なんかも気になる点だと思います。

 でも、本当に気になるのは、

 その塾の持つスキルなのではないかな、

 と思うのです。

 つまり、その塾に通って、

 しっかりと生徒が意味のある時間を過ごすことが出来るのか。

 そして受験にも対応できるのか。

 ちゃんとそのスキルがある塾に行かせたい、

 と思うはずです。

 でもどうやってその塾のスキルなんてわかるのか?

 確かに難しいところです。

 でも一つ、

 この塾は生徒を任せるべきではない、

 ということが1発で分かる魔法の質問があります。

 特に中学受験・高校受験の塾を選ぶ際には、

 この質問の返答によっては、

 『ん?この塾大丈夫かな?』と思うことの出来る魔法の質問です。

 ※ちなみに、これはこの地区(元住吉・小杉)の話、

 あるいは、もう少し広げて神奈川県・東京23区での話です。

 その質問とは

 『少子化ってどうなんですか?影響あるんですか?』

 です。

 さて、少子化の影響について、塾長がどう答えればよいのか?

 『そうなんですよね。子供が本当に少なくなっていて・・・。

  でも、お子さん一人一人がやらなければならないこと、

  頑張らなくてはいけないことは変わらないので・・・』

 残念ですがこれは不正解です!

 私ならば、「あれ、この塾大丈夫かな??」と思って入塾は見送ります。

 こうした塾は、現在の動向をしっかりと知っているとは言えないからです。

 皆さん、何がアウトか分かりますか?

 それは、

 「この地域では子供が全然減っていない」

 からです。

 少子化、少子化と言われているので、

 え?そうなの?っていう人もいると思います。

 一方で、

 実際にこ地域にいる方はこのことを肌感覚で分かっていらっしゃる方も多いのかな、

 とも思います。

 確かに、全国的に見れば超少子化で、37年連続子供の数は減っています。

 ですが、川崎市のデータを見てみると、

 川崎市の0~14歳人口はこの15年でなんと1万5000人くらい増えているのです。

 昭和50年代~平成元年くらいと比べると減ってはいるのですが、

 それでも、今川崎市の0~14歳の人口は、25年前の平成3年度と同じ水準です。

 横浜市はこの期間でやや減(神奈川全体としてもやや減)。

 ですが、東京も子供は増えている。

 そのため、

 神奈川・東京圏の中学受験・高校受験に関しては、

 実は少子化とは無縁だと言ってもいいわけです。

 もちろん、団塊の世代と比べてしまうと完全に少子化ですが、

 でも、受験の変化って、50年も、60年も前のことと比べるわけではないので、

 受験に影響がある範囲では少子化とは無縁なんです。

 つまり、少子化の質問をした時に、

 『子供が減っていて・・・』

 と答える塾長さんは、

 あれ、大丈夫かな?

 と保護者様には思って欲しいのです。

 実際、受験についてもう少しだけ細かくみると、確かに影響がある部分もあります。

 全国規模で見る大学受験の場合は影響ありです。

 「首都圏の大学の定員厳格化」 は

 ただでさえ深刻な地方の少子化に対し、

 首都圏への若者流出を防ぐ一手でもありますから、

 少子化が大学受験に影響していると言えます。

 しかし、神奈川・東京の中学受験・高校受験のことを考える時には、

 先程の通り、子供が著しく減っているわけではないので、

 影響はほとんど考慮しなくても大丈夫です。

 もっともっと細かくも言えますが、大まかにはこんな感じです。

 つまりは少子化、という言葉に惑わされずに、

 『この地域では子供は減っていない』

 という部分をちゃんと答えられるかどうか。

 そのことで地域のことを知っているか。

 地域の受験にちゃんと対応できるか。

 何か間違った情報のもと塾の運営がなされていないか。

 これは塾の運営として言えば第一歩として重要なことです。

 もしこの塾に預けていいのかな?と迷った場合

 ぜひこの魔法の質問

 『少子化の影響ってどうなの?』

 を使ってみてください。

 これで、(本当にごく一部の塾ではあるのですが)、

 中身が売上主義で、

 本当の意味での受験対応などは出来ない塾を見分けることが出来ますよ。

 川崎市あるいは東京都では使えます。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page