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あれもこれもやりません(井田個別が生き残っている理由のお話)

井田個別は3月3日で7年目に突入しました。


この場所に開業をして、

テナントの2度目の更新

(3年毎更新で3期目に突入)

をすることが出来ました。


ここに塾を作った時は、

生徒さんは集まってくれるのか、

長く続けることが出来るのか不安でしたが、

かつて通ってくれていた生徒さんのおかげ、

そして今いる生徒さんたちのおかげ、

そして地域の皆様のおかげで、

6年間走り抜けることが出来ました。

ありがとうございます。


来年もこの地で頑張って指導をさせていただきます。


このように、地域の皆さんのおかげで、

井田個別は順調に運営を進められています。


しかし、塾に限った話ではないですが、

同じテナントで、同じ事業を続けるということがどれだけ難しいことかということは、

この元住吉を歩いていてもよくわかります。


ああ、またこのテナントは空いたな、

とか、

変わったなということが、

とても頻繁にあることを、

地域の皆様も感じられることと思います。


つい先日塾の隣のテナントも空きになりました。

塾に関しても、

井田個別と同じ時期に開校をした近くに塾さんがこの地を離れ、

新城へと移転をしてしまうようです。


他にもこの数年でなくなっていった塾さんは多く、

継続は簡単なことではありません。


井田個別もそうですが、

特にどこのブランドでもない、

個人経営の個別指導塾にとっては、

塾激戦区のこの地域で生き残るということは、

難しいことなのかもしれません。


一方、生き残っている井田個別すごいでしょ、

っていう自慢になってしまいますが・・・

まあ少しは自慢させてください。

続けられていることを誇りに思っています


さて、井田個別が生き残っている、

しかも、かろうじてではなく、

比較的良い生徒数推移で塾運営が出来ている

原因を探るべく、

他の塾と比べてみました。


 広告費がすごい?

  →いいえ、広告費は他塾の10分の1に満たないです。

   この半年に限っては0円です。


 営業力がすごい?

  →他塾の方がすごいです。

   営業力メインで雇われている室長さんとは比べ物になりません


では何か?

もちろん中身です!

と言いたいのですが、

小さな塾さんでも中身を見てみれば、

とても良い塾さんもありますし、

本日は別の観点で話します。


それは、そうした小さな塾さんが、

とても『いろんなこと』を打ち出してあれこれとやっている、

ということで、

一方で、

井田個別は、あれこれと手を出していないことです。



この地で潰れてしまった塾さんたちは、

とにかく色々やって、色々と打ち出しています。

 ・英検・漢検・数検準会場

 ・大人の数学教室

 ・プログラミング対策始めました。

 ・●●国語教室。

 ・楽しい理科実験教室

 ・通いたい放題!

 ・なんでも対応します。

 などなど・・・。

 

 一見色々やっていて素晴らしいと思うのですが・・・。

 ちょっと、塾としてとっちらかっていないか?

 と私は思ってしまいます。

 これらすべてを本当に出来ているのかな?と思います。


 ただ、私も塾が長いので、

 それが何のためにそうしていて、

 あるいはそうなってしまうのかは容易に想像できます。


 全ては生徒を集めるためです。


 まず英検準会場について。


 大手で人も時間もかけられる塾がやるならばいいのですが、

 小さな塾やさほど大きくない個別指導塾でも最近はこの対応をしています。

 

 でも、この英検準会場になることは小さな塾では正直な話負担です。

 そして負担の割には英検自体で得られる利益自体は少ないです。

 

 では、なぜ英検(漢検・数検なども)準会場をやるか。

 

 英検準会場になっている塾って、

 塾として一つ『箔』がついているようで、

 それだけで信頼に値する塾にみえるじゃないですか。

 ちょっと安心材料になったりしますよね。


 英検受けられる塾=ちゃんとしている塾


 つまりそれが、塾の集客につながると思っているからです。


 うちは、絶対に、やりません。

 井田個別の生徒さんは、

 準会場になっている他の塾さん、

 例えばラサールさんでも大丈夫ですし、

 どこか他の準会場、または本会場に行くことを進めています。


 英検受けられるところは山ほどあるので、

 それは井田個別でなくてもいいわけです。


(ただし、その後の営業攻勢のすごい塾だけはお勧めしていません。

 英検準会場で受けただけなのに、塾の営業を延々とかけられるようなところは

 ・・・塾としてはだめですね)


 手間も結構かかります。

 こうした小さな塾が、

 人をかけて、あるいは休日をつぶしてやるには、

 かなりの負担になるんですね。


 その手間については、私が無理してかけるべきものではないと思っています。


 英検実施を集客ツールと考えるのであればなおさら、そこには興味がありません。


 

 一方で、英検対策は井田個別でもやります。

 授業の一環として、また講習の授業として英検対策を個別に行います。

 また、もっと踏み込んで、

 高校受験の併願推薦の加点などのことを考えて

『最終的に何級まで取りましょう。それだといつくらいに何級をとった方がいいですね。』

 など面談等で学習計画として伝えることもします。


 それは生徒の成長のためなのでやるわけです。



 プログラミング対策始めました。

 ●●国語教室。

 楽しい理科実験教室始めました・・・

そのほかにも色々と窓口を広げに広げている塾さんがあります。


 楽しそうだなあと思います。

 そして、それを専門的にやるのであれば私は良いと思います。

 でも、小さな個人塾があれこれと掲げているのをみると、

 生徒の一貫した指導、

ということを考えられているのかなと不安になります。


 実験など、自分で体験を通じて得た知識というものは素晴らしいと思います。

 生徒は机の上で勉強する以上に、

 実際のものに触れ、自分の目や肌で感じるべきだと思っています。

 

 ただ、塾で全て賄えるかというと、それは出来ないのです。

 塾の本来の形、

 受験に向けた勉強を教えるということ

 を差し置いて、片手間でやることでもないと考えます。


 勉強もそうですよね。

 あれこれテキストを広げて結局勉強した気になっている生徒は結構多くいて、

 結果として、色々やっているのに身についていない、という子をよく見ます。


 井田個別では、

 そうした子は、一旦勉強の状況を整理させて、

 テキストにおいてもあれこれ持たせず1冊か2冊に絞り、

 やるべきことを少なくさせ、

 勉強の軸を決めさせ、

 同じようなことを何度も何度もやっていく、

 ということをしていきます。


 まさにそんな勉強と同じで、

 あれこれと間口を広げてしまっている塾というのは、

 なかなか生徒さんの成果が見えにくいのではないかなと思います。



 まとめると、井田個別について他の塾と違うことは、

 「あれこれやりません」ということ。


 そして、その基準は、これが本当に

 『通っている生徒のために良いこと』なのか、

 あるいは、

 『ただの集客のツール』なのか

 ということをよく考えて、

 『ただの集客ツール』となってしまうものを

 とことん削ぎ落としている、ということです。


 

 これが、井田個別が生き残っている理由の一つです。

(+一度入ると退塾が少ないということも、

  持続運営が出来ている要因なのですが、

  それはまた別の話として書いていきます。)


 一本筋が通っている塾と思ってもらって構いません。

 (人はそれを頑固と言いますが・・・)



以上、井田個別の生き残っている理由のお話でした。

新年度を迎えるにあたり、

今一度、何故井田個別が生き残っているのかを、

自分自身でも考える良い機会になりました。


一部井田個別ってすごいでしょ、

みたいになってしまいましたが、

本当の本当の原因は、

この地域の保護者様たちがちゃんと塾選びをしていて、

大きなものに巻かれるのではなく、

小さな塾でも選択肢に入れてもらえている、

そうしたしっかりとした目を持つ保護者様が多い地域である

というのが、何より大きいですね。

ありがたいことです。


今の時期、塾選びをされている保護者様たちが多いかと思います。

井田個別を選んでくださいとは言いません。

ただ、くれぐれも優先順位が間違っているような塾にはお気を付けください。

彼らは営業にとことん力を入れていて、

話はとてもうまいです。


あなたの子供のことを真剣に考えているとは

とうてい思えない、

そんな塾がたくさんあります。


この地域の皆様が

よい塾選びを出来ますように。


読んでいただきありがとうございます。

 

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