塾選びのお話①
これまでも、
コラムでは塾選びをテーマに色々な言葉で話してきました。
その中で本日は
『大手個別指導塾の中身』と
『保護者様が感じられているイメージ』
とのギャップについて
は書きたいと思います。
具体的には、
『大手個別指導塾』というものに
入塾前にやたら信頼を置き過ぎていないかな?
ということです。
これについては今までも、
何か的確に表現できる言葉や例はないかな
と思ってはいたのでが、
なかなか良い表現や例えが思い浮かばず
書けずにいました。
そんな中、
梶ヶ谷校の校長が、塾のコラムにて、
かなりいい例を挙げて言語化してくれていたので
これを引用してみたいと思います。
以下、引用です。(一部略・改編・加筆あり)
久しぶりに友人と会ったりして、
ちゃんと美味しいもの食べたいなーと思ったとき、どうしますか?
チェーンの居酒屋より、良さげな個人の居酒屋を探しません?
(吉野家ではなく、ちゃんとしたレストランを選びますよね?)
それが食事の場所を選ぶ際の正しい判断だと思うのですが、
一方、塾になると、事情は逆で、
チェーンにすぎないものが「大手」と呼ばれ、
充実したサービスを提供していると勘違いされ、
まず塾選びの第一候補になるようです。
不思議です。
塾業界の内部を知っているこちらとしては、
「いや、ホント、実際ちがうのに…」
と思うことを、
うちの塾に問い合わせしてご来塾いただいた保護者様から、
何度も同じような質問を受けます。
「大手」「大手の塾」と言いますが、
それって、ただの「チェーン店」ですよ。
「大手だから」、という前提に、
いろいろと勘違いが含まれている、
ということを言いたいだけなのです。
(逆にチェーン店でも良い店もある。)
なぜ塾選びについてばかりは、こうした事実との認識のズレが起きるのか、
それはやっぱり、
「塾というものが多くの人にとって身近な業界ではない」
ことが原因だと思います。
個別指導塾が流行りだした年代は、わりと最近です。
気付いたらいつの間にか個別指導塾の業態がわんさか出来ていたって感じでしょう。
親御さん世代もいざ自分の子供を通わせるとなったときに、
やっとこの業界と接点ができる、
そして、接点はその時しかないので、
業界について詳しく知らずに来て去っていくのは当然なのです。
飲食店の例えばかりですが、
どこにでもある手頃な焼き肉チェーン店が、
メチャメチャ美味しそうで良さそうなお肉の写真で広告を出していたとしても、
「実際はまぁ、写真通りではなく、たいしたことないだろうな」
と正しい判断ができるわけです。
それは、飲食店という業界が比較的身近で、
勝手を知っているからですよね。
ただこれが塾になり、
チェーン店が広告やらCMやらホームページで、
いかにも”できそう”なイメージを出していると、
「なんか大手ってちゃんとしてそう」
という勘違いが生まれます。
飲食店と違って、
塾という業界が多くの人にとって身近でないので、
内部事情なんてわからないのです。
でも、実際は、飲食店と同じ
なんとなく、イメージに圧倒されているだけなのです。
以上が梶ヶ谷教室のコラム引用(一部改変)です。
私の言いたいことをうまく言語化してくれて
本当にありがたいです。
そして、地元の個別指導塾で、しっかりと共通の考えを持って
教室運営をできている証拠ですね!
「小さな塾だと不安」
「大手の方が安心」
という塾選びにおいての錯覚を
本当にうまく表現してくれています。
次回は
梶ヶ谷校の校長が後半であげてくれた
塾の広告について
さらに少し掘り下げて書いていきます。
今回はここまで。
読んでいただきありがとうございます。
Comments